アルバム『ピース』発売特別企画!!
King & Princeの2人が、すべての収録曲に
対する想いを1曲ずつ語ります。
静寂のパレード
- 髙橋
- 「この曲は、シングル『なにもの』のカップリング曲を集めていたときからあって。シングルには『Magic of Love』を選んだんですけど、この曲はめっちゃいいからアルバムにとっておこうとなりました。曲調的にもアルバムの世界観にぴったりで、1曲目にすることでアルバムの世界観に導入できる曲になったなと思います」
- 永瀬
- 「曲自体にオープニング感があっていい曲ですよね。俺もすごく好きな曲です。行進しているような音が好きで。なんか歩きたくなります」
- 髙橋
- 「〝パレード〟ってタイトルにあるように行進している感じの音なんですよね。ブラスとかストリングスの音がすごく素敵です。歌詞にも〝歩いていく〟って何回か出てくるんですけど、この歌詞があることによってすごく前向きな感じがしますよね。好きなところです」
- 永瀬
- 「僕は〝賑やかな世界で一番大事なものをどうか見失わないで〟っていう歌詞で『たしかに!』って思いました」
My Love Song
- 永瀬
- 「この曲はアルバムのリード曲です」
- 髙橋
- 「アルバムのリード曲はアイドルソングっぽい王道でいきたいっていう話をしていたんだよね」
- 永瀬
- 「そうだね。歌詞は、最初は〝君と僕〟っていう近い関係性の恋愛の歌詞だったんですけど、そこに限定するんじゃなくて、いろんな大きな愛に焦点を当てようっていうことで一度歌詞を全部変えました」
- 髙橋
- 「〝君と僕〟っていうのは今までもたくさん歌ってきたし、5周年で、2人になって一発目のアルバムで、それでいいのかなと思って。漠然としたラブソングっていうだけじゃなくて芯のあるものにしないと、今までと変わらなくて埋もれていっちゃうんじゃないかなと思って。いろいろ相談して、最初の歌詞にあった〝好き〟っていう言葉を全部消してもらった気がします。〝愛〟って恋愛の〝好き〟っていうときだけに使うわけじゃないよねっていうところで。改めて愛を告白する曲で、僕らからしたらファンのみんなだし、お母さんの人は娘や息子、旦那さんだったり」
- 永瀬
- 「ペットへの愛だったりね。本当にいろんな人の目線から歌えるような曲にしたくて。伝える相手がピンポイントしすぎると対象が狭まるし、抽象的すぎると伝わらなくなるから、そのバランスを考えていろいろ歌詞の案をもらって言葉を選びました」
- 髙橋
- 「すごく微妙なラインのところで探っていって、この歌詞になりました」
- 永瀬
- 「初回限定盤Aには、通常のものとDance ver.の2種類のMVが入っています。みどころはシンプルなところ。セットとかもシンプルな分、ストレートにこの曲を伝えられるんじゃないかなと思います。Dance ver.ではキャッチーなダンスを楽しんでください」
なにもの
- 髙橋
- 「僕たち2人になって最初のシングルの表題曲です」
- 永瀬
- 「おかげさまでいろんなところで歌わせてもらって、歌えば歌うほど味が出てきた気がします。何回歌っても楽しく歌えるし、〝いい歌やなぁ〟っていう安心感が出てきました」
- 髙橋
- 「出てきたね」
- 永瀬
- 「今はもう、とっても心強い楽曲ですね」
- 髙橋
- 「シングルの表題曲というのもあって、アルバムを一番支えてくれるのはこの曲だろうなと思います。みんなも知ってくれているし、聴いてくれていた曲だから安心してくれると思うし。楽曲としてパーンって抜ける明るい力を持っていて大好きな曲です」
That's Entertainment
- 永瀬
- 「全体的に勢いがあるし、サビも勢いのまま盛り上がっていく感じが好きな曲です」
- 髙橋
- 「休憩なく、ずっとたたみかけていくところがいいですよね。ショータイムのスタートみたいな感じでジャニーズイズムを感じました。アルバムの曲順も自分たちで決めたんですけど、この曲はアルバムの4曲目で最初のほうだから、勢いを出して引っぱっていってくれるかなと思います」
- 永瀬
- 「3曲目が『なにもの』で、5曲目の『分かってるつもり』はゆっくりしたテンポの曲だから、アルバム曲の幅の広さも感じてもらえるんじゃないかな」
- 髙橋
- 「緩急ある感じもいいよね。歌詞は、ほどよくジャニーズっぽい面白さがある」
- 永瀬
- 「〝吠えて 仕掛けて 噛みついて 演じてはLa Ta Ta〟とかね」
- 髙橋
- 「そういうところも、ファンのみんなは面白おかしく楽しんでくれるんじゃないかな」
- 永瀬
- 「『この2人でこんな曲もやるんだ!』って驚いてもらえるかな、というところも考えて選んだ曲です」
- 髙橋
- 「ライブでやっている感じが浮かぶ曲でもあります」
分かってるつもり
- 髙橋
- 「Tempalayさんのふわふわ浮遊感のある楽曲が僕はすごく好きで。このアルバムはいろんな曲調を入れて自由に挑戦してみようっていう感じだったので、2人でTempalayさんの曲をやったらどんな感じになるんだろうと思ってお願いさせて頂きました。結果、すごくよかったよね」
- 永瀬
- 「よかった。好きな世界観ですね」
- 髙橋
- 「今までやったことがない感じでもあるので、また新しいエッセンスになったなと思います。なんか柔らかい…ドリームポップっていうんですか」
- 永瀬
- 「歌詞はお任せしたんですけど、夏の夜っていう感じがする」
- 髙橋
- 「うんうん」
- 永瀬
- 「〝夏が横切って行くわ〟っていう歌詞が、なんか置いていかれたのかなって。そんなことも歌っているのかなって想像できる歌詞ですね」
- 髙橋
- 「僕はサビの歌詞がいいなって思います。いろんな感情を感じるんだけど、最後に〝でも忘れてしまうの〟って。さみしい夏の終わりみたいなものが表現されているのかな」
かた結び
- 髙橋
- 「この曲の歌詞のポイントは〝ギュッとギュッと〟を繰り返すところ。〝離さない〟だったり〝結ぼう〟だったり。キャッチーだよね」
- 永瀬
- 「繰り返す系、いいね。それでいて落ち着いたラブソングで。こういう系の曲があったらいいなと思ってたら『かた結び』があって、2人で『これいいじゃん!』ってなりました」
- 髙橋
- 「ゼクシィ系ね」
- 永瀬
- 「そうそう。ぜひゼクシィのCMに使ってほしいね(笑)」
- 髙橋
- 「〝赤い糸〟とか〝運命〟っていう歌詞もあって、婚姻届けを出す感じがしますよね。キラキラでキュンキュンな恋愛というよりは、2人が育んできた大きな愛みたいなラブソングになっています。ちょっと年齢層が高い感じはする」
- 永瀬
- 「そうだね。ある程度安定していて、落ち着いたカップルのお話だろうね」
- 髙橋
- 「でも、本当にゼクシィ欲しくならん?」
- 永瀬
- 「とりあず、結婚式場は探した。これ聴いたら探したくなった」
- 髙橋
- 「指輪はやっぱりダイヤモンドがいいな」
- 永瀬
- 「俺の名前だけ書いて婚姻届け出しに行きました」
- 髙橋
- 「1人で?」
- 永瀬
- 「うん」
- 髙橋
- 「通らなかったでしょ(笑)?」
- 永瀬
- 「うん(笑)。そんなふうに結婚したくなる曲です」
ワレワレハコイビトドウシダ
(髙橋海人)
- 髙橋
- 「5年目になったらソロをやろうっていう話はずっとしてたんですよ。だからソロをやるなら今しかないと思ってお願いして」
- 永瀬
- 「今回のライブでソロをやりたいって海人から言われたんですけど、けっこう圧が強かったです(笑)」
- 髙橋
- 「ソロの楽曲ができるなら、最初は絶対にクリープハイプの尾崎(世界観)さんに頼みたいって20歳ぐらいのときから決めていて。今回、お願いさせてもらいました」
- 永瀬
- 「めっちゃいい歌だった。クリープハイプ感も感じて、海人の声と合うなと思いました」
- 髙橋
- 「尾崎さんはモチーフをひとつ作って楽曲を作られるみたいで、今回は扇風機。」
- 永瀬
- 「『ワレワレハコイビトドウシダ』って扇風機だからカタカナってこと?」
- 髙橋
- 「そうそう。ヤバくない?」
- 永瀬
- 「天才だね!って言っといて」
- 髙橋
- 「それはさすがにニュアンス変えさせてもらうわ(笑)。歌詞の“秋”と“飽き”がかかってたり、すごく細かくてさすが尾崎さんやなっていう感じです。僕としては、尾崎さん節を自分が歌えるだけでもう満足!作詞作曲が尾崎さんで、編曲もクリープハイプで、演奏もエンジニアも全部クリープハイプで録ってくれて」
- 永瀬
- 「ヤバっ!すごいな」
- 髙橋
- 「レコーディングにも立ち会ってくれて、コーラスも入れてくれて。クリープに包まれてる楽曲です。こんな幸せなことはないなと思って。一生大事にしようって思える曲です。」
CHASE IT DOWN
- 永瀬
- 「これはロックな感じで激しいよね」
- 髙橋
- 「アルバムの中でも刺激的な感じ」
- 永瀬
- 「激しく頭振る系です。炎とか似合いそう」
- 髙橋
- 「力強い楽曲もほしくて、この曲を選びました。バンド調の曲をやってみたらいいんじゃないかなと思って、その中でもこれだけ激しいロックバンドの曲を入れたらどうなるんだろうって。できあがった曲を実際に聴いてみたら意外と踊ることもできそうだし、幅広く使えそうな感じがした」
- 永瀬
- 「そうだね。ファンのみんなをあおれそうだしね」
- 髙橋
- 「ファンの人も驚きそう。ライブでどのタイミングに入れるのかを考えるのも楽しみ。一番実験のやりがいがありそうな曲です」
TLConnection
- 髙橋
- 「廉の好きなパート、絶対〝Tokyo Tower〟でしょ?」
- 永瀬
- 「そう(笑)。一発目の歌詞だからというのもあって〝フォトジェニックなTokyo Tower Tonight〟っていう歌詞が印象的で残るんですよ」
- 髙橋
- 「この曲は、抑揚があるところがすごく好きです。サビでド派手なフェスみたいに盛り上がるんだけど、そのあと何ごともなかったかのように落ち着くんです。その振り幅が好き」
- 永瀬
- 「違う曲かなと思うぐらい2つの顔を持った曲ですね。見せる系の曲だなと思いました」
- 髙橋
- 「パフォーマンスしても楽しそう。今までも結構激しいダンスをやってきたけど、また新しい見せ方のダンスを試せるんじゃないかな」
- 永瀬
- 「踊ることも想定した曲になってるなと思います」
Recolor
- 髙橋
- 「『Recolor』っていうタイトルが印象に残りやすくていいなと思いました。サビのところでEDMのサウンドがポロポロいってる感じの音が幻想的でかわいくて好きです」
- 永瀬
- 「歌詞は1度全部変えたんだよね。最初はダジャレっぽい感じの歌詞があって」
- 髙橋
- 「そう。でもこの曲に関しては、そういう方向じゃないほうがいいなということで」
- 永瀬
- 「新しい歌詞になって、めっちゃかっこよくなりました」
- 髙橋
- 「でも歌詞を変えたのは、廉が1回レコーディングしたあとだったよね」
- 永瀬
- 「でもそのおかげでメロディ覚えてたから、本番は前より上手に歌えた」
- 髙橋
- 「そういっていただいて、よかった(笑)。僕も楽しくやらせてもらいました」
きみいろ (永瀬廉)
- 永瀬
- 「永瀬のソロ曲です。最初は作詞する気はなかったんですけど…」
- 髙橋
- 「自分がそういうタイプじゃないと思ってたからね」
- 永瀬
- 「そう。でも『ここは、こういうワードを入れてほしいです』とかいろいろ言ってたら、作詞に名前が入ることになっていました(笑)。みんなが想像しやすいようなリアルな言葉を入れたくて、でもずっとリアルだと重たくなると思うから、〝何年経ってもそばにいてほしい〟みたいなところは歌詞っぽく。そういうバランスを含め、いろいろと話し合わせていただきました」
- 髙橋
- 「ずっと話し合ってたよね。でもたぶんですけど、これ俺のことなのかなって」
- 永瀬
- 「どこが(笑)!?」
- 髙橋
- 「廉の家に行ったときに、俺いつもソファの同じところに座ってるし、コンビニに一緒に行ったことあるし、廉の家でカップ麺食べたこともあるし。俺、全部したことあるなっていう」
- 永瀬
- 「じゃあタイトル、『海人いろ』に変えてもらっていいですか(笑)」
- 髙橋
- 「お願いします。〝み〟を取って『きいろ』でもいい。最後の〝僕の幸せはきみいろ〟って殺し文句だよね。廉が染まるんだなって」
- 永瀬
- 「本当だ!」
- 髙橋
- 「そっち側なんだね。〝染めてやんよ!〟みたいな感じなのに」
- 永瀬
- 「そうか。僕の良さが出たらなと思いますね(笑)。でも染まるかどうかは、相手によります。僕が染める人もいれば、染まる人もいる。今回は、元気なタイプの子をイメージしたから」
- 髙橋
- 「やっぱり俺じゃん(笑)」
- 永瀬
- 「今回のイメージは、彼氏が相手のすることに〝はいはい。じゃあそうしよっか〟ってやってあげてる関係で、気づいたら相手に染まってた、みたいな感じですね」
君に届け
- 髙橋
- 「〝草瞬〟(作詞作曲家の草川瞬)は、これまでもいい曲をいっぱい書いてくれてるんですよ。アイドル曲っていったら〝草瞬〟ですね。」
- 永瀬
- 「川口進さんもいろいろやってくれて」
- 髙橋
- 「〝すっすー〟でしょ。〝草瞬〟と〝すっすー〟は結構やってくれてますね」
- 永瀬
- 「そういう呼び方、したことあったっけ(笑)?」
- 髙橋
- 「ないです(笑)。草川瞬さんは、今回だと『かた結び』もやってくれています」
- 永瀬
- 「そうだよね。すごいなぁ。ライブのときにファンの人が手を横に振ってくれる感じの曲がほしいよねってお願いしてできた曲です。だからこの曲は、ファンの人も一緒に乗れるイメージ」
- 髙橋
- 「曲が始まったときのイントロが好きです。アイドル曲が始まったっていうのが歌に入る前から感じられ王道感と、疾走感と、聴いてて幸せになる感じのバランスがすごい。草川瞬さんはやっぱりすごいなっていう感じです」
- 永瀬
- 「歌詞はファンの人へのラブレターっぽさもある。だから『君に届け』なんでしょうね」
Happy ever after
- 髙橋
- 「『この曲って本当にいいなぁ』って聴くたびに思います。まず、最初の〝心ってあたたかいのね〟っていう歌詞がいい。一発目って状況説明とか風景を思い起こさせることが多いと思うんですけど、〝心ってあたたかいのね〟っていう」
- 永瀬
- 「最初から語りかけてくる感じね。この曲を聴いたら、みんな心が丸くなっていい子になると思います」
- 髙橋
- 「そうだよね。この曲を聴いたあとに悪いことする人はいないと思う。〝見つけてくれてありがとう〟っていう歌詞は、ファンのみんなに言いたい言葉です。いっぱいいる中で、僕たちを見つけてくれてありがとうって」
- 永瀬
- 「うん。今、一番伝えたいことだよね」
- 髙橋
- 「〝ありがとう〟って言うのは簡単だけど、なかなか思いは伝わらないじゃないですか。だから〝ありがとう〟を伝えるときは、この曲を歌いたい」
- 永瀬
- 「ものを落として拾ってもらったときとか?」
- 髙橋
- 「うん(笑)。そうしたら、またやろうと思うもん」
- 永瀬
- 「ファンの人も絶対好きになってくれる曲だと思う」
- 髙橋
- 「バックコーラスが入ってて壮大な世界の中で歌っている感じもありますし、温かさも熱さも愛もあるし、このアルバムの締めくくりにぴったりな曲です」
TOGETHER WE STAND
(通常盤限定収録)
- 髙橋
- 「落ち着いた曲調的にも、今この2人だから歌えるなという感じがします。みんなが手拍子しながら、僕たちとファンのみんな1人1人が向き合って歌えるイメージの曲です」
- 永瀬
- 「たしかに。ライブでやってる感じが浮かぶね」
- 髙橋
- 「〝永遠なんて言葉は今の僕らに必要ない〟っていう歌詞がいいですよね。俺ら、わかり合ってるやん。ソウルメイトやったやん!みたいな感じ。すごく明るくて、イヤなことを全部忘れさせてくれる浄化曲です」
- 永瀬
- 「俺が好きなのは、歌詞だと〝ez,ez〟っていうところ」
- 髙橋
- 「〝eazy〟の略ですね(笑)」
- 永瀬
- 「そうそう。〝eazy〟を〝ez〟って略すのがかっこいいなと思って。おしゃれですね」
- 髙橋
- 「ところでこのアルバム、〝ありがとう〟って言い過ぎてない?」
- 永瀬
- 「たしかに!」
- 髙橋
- 「チームのみんなで選んだ結果こうなったから、僕たちが言いたいのは〝ありがとう〟なのかなって今改めて思いました」